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2019年10月9日
～耕作放棄地で生産拡大へ～
宇陀市 ときわクラブ 代表 萬世 晴康さん
「力を合わせて栽培しています」と話す萬世さん（中央）とメンバー
宇陀市の萬世晴康さんは「ときわクラブ」代表として６人のメンバーと一緒に３０㌃のヤマトトウキを栽培している。宇陀市が「薬草プロジェクト事業」を立ち上げたことを機に、耕作放棄地を無くしたいという思いを実現させようと昨年、栽培を始めた。
「モグラの穴にネズミが入って根を食べられる。定植しても活着率が低く、病害虫対策が大変」と萬世さんが話すように安定して栽培することが難しい。
昨年は病気になり、根を腐らせてしまった。植え替えても成長することはなかった。原因を追究し、専門技術者の指導を得るなど試行錯誤した結果、今年は１万２千本植えることに成功し、順調に成長している。
今後について「多くの人にヤマトトウキのことを知ってもらい、栽培仲間を増やして耕作放棄地を減らしていきたい。そして後継者を育成していきたい」と萬世さんは話す。
順調に成長するヤマトトウキ
