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2020年7月20日

~健康飲料向け「カラハリスイカ」の契約栽培~大玉の安定生産へ

御所市 秋津集落営農組合

「大玉のカラハリスイカを栽培したい」と辻井さん(右から4人目)と組合メンバー

 御所市の秋津集落営農組合(組合員11人)が、有給農地20㌃で栽培しているのはアフリカ原産の野生種スイカ「カラハリスイカ」。組合長の辻井義治さんは「10年前から企業との連携事業を始め、契約栽培に取り組んでいる。このスイカは全国でここしか栽培していないと思う」と話す。

 カラハリスイカの果汁はアミノ酸成分を多く含んでいることから、健康飲料などとして製品化されている。

 定植は5月中旬、水はけの良い圃場を選び300株植えている。つるは1日に30㌢伸びるため、週3日、全員で手入れを行っている。「1㌔以下のスイカは成分が少ないので売れない」と辻井さん。肥料が多すぎるとつるが肥大し、逆に少ないと花が多く付き実が小さくなってしまうという。

 「大玉を多く生産して、栽培面積を増やしたい。そして組合の輪を大切にしていきたい」と話す。

収穫された大きなカラハリスイカ

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