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2023年12月5日

赤色トウモロコシ「大和ルージュ」 ~全国から引き合い~

天理市・株式会社 大和農園

実だけでなく芯も赤く、濃いうまみがあるという

 天理市の種苗会社「株式会社大和農園(吉田睦代表)」は、「食卓に彩りを」をコンセプトに色付き野菜の研究に力を入れており、2022年に日本初の赤色スイートコーン「大和ルージュ」を開発した。

「交流を通して社会貢献の思いも強くなりました」と話す金子さん

  大和農園は1920年創業の種苗メーカーで、新品種の開発と種子生産を行い、全国の種苗店やオンラインショップなどで販売する。
 大和ルージュはイネ科植物で、東南アジア系の遺伝子を持つ。草丈が3㍍ほどにもなり、収穫後は緑肥として活用でき、循環型農業に適した作物だという。
 赤色はアントシアニンで、イチゴの約2.5倍と栄養価の高さも特徴の1つ。アントシアニンは水に溶けやすい性質があり、大和ルージュの実や芯を煮出すことで、スープなどでも赤色を楽しめる。
 開発者の1人、事業本部商品開発部の金子久美さんは「大和ルージュの赤色が料理人に創作意欲を与え、食卓に彩りを加え、手に取って楽しいものになればうれしいです」と話す。

 大和ルージュをPRするため、金子さんはメディアや交流サイト(SNS)などを積極的に活用している。反響は大きく、全国の農業者や団体とつながりができ、インターネット上では栽培のコツや大和ルージュを使ったアレンジレシピの投稿もあったという。
 同社では、頑張る人や団体を応援したいという思いから、他団体との交流も行っており、東日本大震災で被災した地域で食育の一環として農業に取り組む団体に、大和ルージュの種子を送った。
 また、金子さんと同社経営企画本部事業開発室の玉井彩子さんの2人は、同社で初めてとなる帽子やTシャツなど大和ルージュ関連のグッズの製作にも着手し、オンラインストアで販売する。
 金子さんは「今後、大和ルージュが広まり、赤色トウモロコシが当たり前の存在になれば」と話し「これから大和ルージュで笑顔の輪を広げていきたいです」と意気込む。

「グッズで、チーム感を持ってもらえるとうれしいです」と話す2人

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