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2024年1月31日

~食の大切さ学ぶ~

奈良県立磯城野高校 動物活用コース

「生徒が楽しめる授業に」と北村さん

 県立磯城野高等学校の農業科学科動物活用コースでは、豚や鶏の飼育実習に加えて、社会人講師による実習を実施している。

 橿原市で菓子工房「彩彩(さいさい)」を営む北村愛子(きたむら あいこ)さんの調理実習では、校内で取れた古い卵と新しい卵を使ったメレンゲの立ち方の違いを学んだ。
 北村さんは「自分たちで育てた鶏の解体も行う生徒たちの楽しい時間となってほしい。命に感謝し食材を無駄なく使う方法を伝えたい」と、菓子のレシピ考案や調理実習を通して食の大切さを教える。
 同コースの千葉拡教諭は「食料生産は注目されにくく、その重要性が分かりにくい。授業で生徒自ら作った食材を調理し、普段学んでいることの大切さを感じてほしい」と話す。
 北村さんは「鶏肉を使った授業も考えていて、餌による肉質の違いも教えたい」と話す。

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