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2015年2月25日

祝だいこん~伝統野菜「祝だいこん」を守っていきたい~

奈良市 京谷 治広さん

「手間をかけてでも、奈良の伝統野菜を守っていきたいです」と話すのは、奈良市の京谷治広さん。

機械関連会社を退職後、父親の後継者として大和伝統野菜に認定されている祝ダイコン7アールを栽培している京谷さんは、祝ダイコンの栽培を始めて18年目になる。

「普通のダイコンと比較すると甘みが強くて歯ごたえも柔らかく、煮崩れしません」と特徴を話す。

祝ダイコンは正月のお雑煮の具材として使用されることが一般的であるという。

定植は10月初旬に行われ、年が明けるまでにおよそ9000本もの祝ダイコンを出荷する京谷さん。

また、出荷先は主に奈良中央卸売市場であり、他にも地元の八百屋へ出荷している。

「天候に左右され、寒い時期にしか収穫作業が行えません」と苦労話をする。
また、「友人に食べてもらって美味しいと言ってもらえた時は嬉しいです」と京谷さん。

今後について「今栽培する祝ダイコンを自分の手でできる限り守っていき、現状を維持したいです」と話す。

とっておきフォトグラフィ

「若い方に知って食べてもらいたいです」と京谷さん

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