ホーム > 農業共済新聞 > 加工品~未来に続く梨づくりをしていきたい~

ここから本文です。

2015年7月22日

加工品~未来に続く梨づくりをしていきたい~

大淀町 山口 真知子さん

「リピートして購入してくれるお客さんがいてやりがいを感じます」と話すのは、吉野郡大淀町の山口真知子さん。果物を栽培し、ジャムとドライフルーツの加工を手掛ける。

山口さんは梨70アール、柿30アール、みかん40アールを栽培する傍ら、フルーツ工房「堂の上」の代表としてジャムとドライフルーツの加工品の製造を中元悦子さんと2人で手掛けている。

出荷できない作物を廃棄せずに活用し、新たに加工品として商品化していきたいと考えたことがきっかけで製造を始めた。

加工品に使用する作物は減農薬で栽培しており、製造するジャムとドライフルーツは保存料や着色料、酸化防止剤の添加物を一切使用していないので、ジャムはスーパーマーケットなどで販売される商品よりもなめらかで作物本来の味が楽しめる。

梨ジャムにはしょうがのしぼり汁を、みかんジャムにはレモンの絞り汁を混ぜるなど工夫している。

梨やイチゴなど果物類のジャムは8種類、キュウリやゴーヤなど野菜類のジャムは4種類製造しており、ジャムは1瓶350円(税込み)、ドライフルーツはそれぞれ1袋200~300円(税込み)で販売。

「老若男女問わず食べてもらいやすいが、ジャムは比較的に甘さひかえめなので男性方には特にお薦めとなっています」と山口さんは話す。

今後について「大淀町の特産品を守って行くために後継者を育成して未来に続く梨づくりをしていきたいです。また、来年の2月から地元の仲間たちと一緒に梨の花を販売する予定です」と2人は意気込む。

お問い合わせ=フルーツ工房「堂の上」(TEL:0747-52-3498)

とっておきフォトグラフィ

「若い世代の方に農業の楽しさを伝えていきたいです」と山口さん(右)と中元さん

戻る

Copyright © NOSAI NARA All Rights Reserved.