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2020年6月22日

~増える獣害に対策~

宇陀市 小谷 陽一 さん

今日も約4万匹の元気いっぱいのセイヨウミツバチがおいしい蜂蜜を作っています

 私の住む宇陀市では、高齢化が進み、遊休農地が増えてきています。また、シカ・イノシシ・サルといった獣害が多く発生するため、水稲共済をはじめとする保険制度が必要不可欠です。

 管内では数年前から、暖冬の影響により斑点米カメムシ類が越冬し、大量発生しています。稲穂を吸汁され、斑点米が生じ、検査等級が下がってしまいます。

 2013年から知人に教えてもらって養蜂を始めました。今では30箱の養蜂箱を管理しており、数種類の花の蜜からなる百花蜜を販売しています。

 養蜂箱1箱には約4万匹のセイヨウミツバチがいますが、昨年、ダニが発生し、セイヨウミツバチの数が減ってしまいました。

 今後について、カメムシやダニの被害を防ぎ、いい品質の米や蜂蜜を作りたい。そして、たくさんの方に届けたいです。

 ▼奈良県農業共済組合宇陀支所▼共済部長歴15年▼担当戸数25戸▼水稲30㌃、養蜂30箱

一つ一つ丁寧に手作業されている小谷さんのおいしい蜂蜜。

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