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2018年7月27日

~高品質小ギク生産に全力~

平群町 岡田 雄太 さん

「真っすぐ、きれいな小ギクを作りたい」と話す平群町の岡田雄太さん。露地190㌃、ネットハウス10㌃で小ギクを栽培する農家の後継者だ。

 230品種栽培し、年間100万本収穫する。育苗ポットに挿し木して根が付いたら露地やハウスへ植え替え。1番芽を摘んで脇芽を伸ばし、色が付き始めたら収穫する。

 「定植と収穫が重なる時は作業が多くて大変ですが、良い小ギクが収穫できた時はうれしいですね」と岡田さんは話す。

 天候によって収穫時期が重なると見込まれるときは、ホルモン剤で成長調整を行う。また、圃場に鉄筋を打ち込んでフラワーネットを張り、株間18㌢で小ギクを植える工夫も凝らす。

 平群町は、夏秋期小ギクの生産量が日本一。地域団体商標「平群の小菊」を登録し、ブランド化が図られている。

 以前から家業を継ごうと考えていた岡田さんは、3年前に運送業を退職し、父親に直接伝えたという。今後について、「農家の後継者がもっと増えてほしいです。そして早く一人前に成長し、いつか自分の息子と一緒にやりたいですね」と意欲的に話す。

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