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2025年9月26日

獣害対策を万全にソバ栽培 ~ドローン播種で省力化も~

桜井市 有限会社荒神の里・笠そば 代表取締役社長山本信廣さん

桜井市の「有限会社荒神の里・笠そば(代表取締役社長=山本信廣〈やまもとのぶひろ〉さん)」では、ソバ畑約20㌶で播種を行い、そのうち5㌶でドローン(小型無人機)を活用した。高齢化や人手不足が進む中、省力化・効率化を図る試みとして昨年より実施している。
 GPS(衛星利用測位システム)制御で自動飛行するドローンが種を均一に播き、作業時間の短縮に大きく貢献している。

 昨年はシカの食害で収穫量が約4分の1になるなどの壊滅的な被害を受け、直営の食堂や直売所はやむなく休業とした。今年は電気柵の整備や巡回の強化などの対策を講じ、名物「笠そば」の復活に向けた準備が進められている。
 「今年こそは無事に収穫を終え、多くの人に笠のそばを味わってもらいたい。そして、昨年のような被害を防ぐためにも、みんなで協力して頑張っていきたい」と意気込む山本さんだ。


作業確認を行う山本社長(右)とドローン作業を請け負う鎌田ファームの鎌田会長(左)

   
5ヘクタールでソバのドローン播種を行った

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