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2025年9月10日
NOSAIインタビュー ~突然の事故や病気に備えを~
奈良市で乳用牛約60頭を飼養する堀内牧場の堀内保玄〈ほりうちやすはる〉さんを訪ねました。
Q 就農のきっかけは?
20歳の時に実家の牧場で働きはじめ、その後約30年間、父親と二人三脚で牧場を経営しています。
Q 酪農で力を入れていることは?
まず何よりも牛の健康を管理することです。1頭ごとに表情や呼吸、食欲や行動パターンなどの変化に気を配り、丁寧に観察することが私の日課です。
Q 農業保険について
家畜共済に加入していますが、酪農は命を扱う仕事なので、事故や突然の病気は必ず起こります。だからこそ共済に加入し、あらかじめ備えておくことが大切だと思います。
Q 農業に対して今思うこと
酪農は朝早く夜も遅い。年中休みもなく、作業も重労働で、体力的にもきつい毎日です。資材や飼料の高騰も続き、日々疲弊しながら牛と向き合っています。国や行政にはそんな酪農の現状に耳を傾け、本気で向き合って欲しいです。今こそ実効性があり、持続可能な支援と新たな仕組みを考えていただきたいです。