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2023年7月12日

~キク生産の振興へ~ 奈良県などが担い手育成セミナー

挿し芽の実習。このほか定植時期などについても学ぶ。

 キク生産の振興を目的に、県、JAならけん、葛城市、JAならけん葛城花卉出荷組合が協力して「キク産地づくりセミナー」を、JAならけん新庄営農経済センターなど会場に開催している。
 受講対象者は県内で小ギク生産・出荷を目指し、全講義に出席可能で、利用可能な農地を確保でき、セミナー終了の翌年度から同出荷組合への入会と同センターに持ち込み出荷を希望する人としている。
 1年目は基礎研修として栽培技術に関する座学と、市内の研修圃場での栽培実習、産地見学などを行う。
 2年目は基礎研修の受講者を対象に、栽培に必要な知識と技術の定着をより一層図るため実践研修を行う。
 今年で2回目の開催となり、県中部農林振興事務所の山本尚明主任主査は「葛城市は県内有数の産地で生産者も多かったが、生産者の高齢化や担い手不足が年々深刻化している。少しでも生産者が増えてほしい」と話し、同出荷組合・森井隆司組合長も「若い力が少しでも増えてほしい」と期待する。

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