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2025年7月25日
安心の要 園芸施設共済「経営に必要な補償を見極め」
吉野町 「吉野絆ファーム」代表・靏井昌幸さん
「天災は防ぎようがないので、園芸施設共済に加入しています。備えあれば憂いなしです」と話す、吉野町の「吉野絆ファーム」代表・靏井昌幸〈つるいまさゆき〉さん。
JAを定年退職後に遊休農地の解消などを目的に、ニラなどの野菜や酒米などを栽培する。
ニラ栽培は、ラーメンチェーンの社長から「薬味のニラを地元奈良県産のものにしたい」と声がかかり着手。周年で安定して供給できるよう、栃木県などの産地へ出向いて栽培方法を学んだ。
他産地のハウスが小規模で簡単な造りのものが多かったことから、「自分も手がけるのであれば農業共済に加入する必要があると感じました」と振り返る。さらに「自分の農園は強い風が吹きやすい地形のため、備えとして園芸施設共済に加入しました」と話す。
「園芸施設共済は、自分の必要とする補償に合った加入プランが選択でき、ビニールも補償してくれるのでありがたいです。掛金の半分を国が出していて、プランによってはさらに掛金が安くなるので、加入しやすいです」と未加入者へアドバイスを送る。
今後について「遊休農地の解消はもちろんのこと、メンバー同士楽しく活動していきたいです。また、ピンク色のイチゴを吉野の千本桜に見立てて販売し、観光の目玉となるような仕掛けをしていきたい」
と夢を話す靏井さんだ。